【第一部】結婚前の「親への挨拶」~好印象を残すための準備とマナー~
結婚を決めた二人にとって、最初の大きな節目が「親への挨拶」です。この挨拶は、お互いの家族との信頼関係を築く第一歩。失礼がないよう、しっかり準備して臨みましょう。
1. 挨拶の順番とタイミング
一般的には、男性が女性の親へ先に挨拶に行くのが通例です。プロポーズ後、1ヶ月以内を目安に日程を調整しましょう。女性側への挨拶が済んだら、次に男性側へ伺います。
2. 訪問前の準備
- 服装の選び方
男性はスーツまたはジャケット着用。女性はワンピースやブラウス+スカートで清楚な印象を心がけて。派手すぎず、清潔感のある装いがベストです。 - 手土産の用意
手土産は3,000~5,000円程度の和菓子や地元の名産品がおすすめ。のし紙は「外のし・紅白の結び切り」を基本としましょう。 - 会話の準備
相手の親御さんの情報(仕事・趣味・地元など)を事前に共有しておくと、会話がスムーズになります。避けるべき話題(宗教・政治・過去の恋愛など)も把握しておきましょう。
3. 当日の流れ
- 玄関での挨拶:「本日はお時間をいただき、ありがとうございます」とまず感謝を伝える。
- 自己紹介&手土産の贈呈:座ってから改めて丁寧に自己紹介し、手土産を渡します。
- 歓談:和やかに話を進めながら、信頼を築きましょう。
- 結婚の申し出:「○○さんと結婚させていただきたく、お願いに伺いました」と誠意を込めて伝えます。
- 終了・お礼:長居は禁物。1時間半〜2時間を目安に切り上げ、「本日は本当にありがとうございました」と感謝を伝えましょう。